映画【ルックバック】を観て、古い記憶が蘇りました。
小学4年生時。
私は”作文が得意な人”として、
クラスメイトに認知されていました。
4歳時の怪我の後遺症で右手が少々不自由な私は、
クラス替えの度に、担任教師が、
「○○さんは、右手が不自由だから配慮するように。」
とクラスメイトの前で言い、
その都度クラス内ヒエラルキーは、最下層に落とされていました。
そんな私がクラスメイトに一目置かれた初めての事が、
”作文が得意な人”でした。
ある日、
転校生のHMさんがクラスにやってきました。
HMさんは私よりも作文が得意で、
”作文が得意な人”の地位は完全にHMさんのものになりました。
私の落胆は相当なものでした。
57歳の今でもHMさんのフルネームを覚えているぐらいですから。
幸い、4年生の2月に引っ越しに伴い転校をしたので、
その辛い環境を変えることが出来ました。
月日は流れ、18歳の私は、
友人の買い物に付き添い、栄のNOVAに行きました。
とある洋服屋で、偶然HMさんに再会しました。
友人が私の珍しい名字で呼んでいたのでHMさんが気付いたのです。
私も胸の名札を見て、すぐにそのスタッフがHMさんと気付きました。
二言三言会話を交わしました。
ただこれだけのことですが、
映画に似た体験をしていたので、書いてみました。
因みに、新学期になり担任が決まると、
私の母親が「配慮してくれ。」と小学校に言っていたから、
担任がクラス全員の前で発表するという流れになっていました。
母親は「いじめられてはいけない。」という思いがあったのかな?
おかげでいじめられはしなかったけれど、
自己肯定感の低い、消極的な子供になっていました。
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